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アジリティを止めた理由

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ジャクチを月齢2ヶ月で迎えてすぐ、

とんでもなくハイパーで攻撃的になり

ホトホト困って悩んでいた一年目。



溜まっているストレスを解消するためには

アクティビティを増やすしかない!と

裏庭で激しい追跡ゲームをしてみたり、

日替わりでアチコチの公園に連れて行っては

走れるチャンスを与えていました。



素早く追いかけるのが大好きなジャクチは

どれも嬉々としてやっていました。

(そう、信じていました)



しかし、 たっぷり遊んで一時的に疲れても

ちょっと休めばまたすぐに元通り。むしろ

ますます激しさを求めるという悪循環



そうか、体力だけ消耗させても駄目なんだ。

脳も刺激しなければ!



そんなことを考えていた頃、偶然YouTubeで見掛けた

ジャクチにそっくりのスーパー・ワンコ。

ここで私は、生まれて初めて

ドッグ・アジリティの存在を知ります。



ビデオのチップ君も元々シェルター出身で、

出会う犬に端から攻撃を仕掛けていたのを

トレーニングで克服した、と読み

俄然、興味が沸いて来ました。



私はもともとスポーツには
一切興味無し

というか、正直、大嫌いなんですが、

ジャクチのためになるなら、と

早速アジリティ・スクールに入会。

週一のクラス以外も自主練で通いました。

agility
アジリティを初めて2週間もすると
すでにいい線いってたジャクチ

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


オヤツ使用のポジティブトレーニングですが

スクール指定の冷凍オヤツは、なぜか

麻薬でも入ってるんじゃないか?というほど

効果抜群



食い意地が張り何事も興味津々のジャクチは

新しい障害物も次々にクリア。

アッと言う間に期待の新人(犬)に!



ちょっと気を良くした私は、親バカよろしく

いずれは公式競技にも出られたりして?!
 
などとジャクチの才能にほくそ笑みつつ、

スポーツなんか颯爽とやっちゃってる自分にも

意外な新鮮味を味わっていました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


しばらくするとスクールの入会者が急に増え

クラスがやたら興奮モードになってきました。

他のワンコとは3メートル以上接近禁止でしたが

ジャクチが異常に反応するようになり

落ち着いてトレーニングができません。



おまけにワンコを指示通りに動かすために

ビギナーは大量のオヤツを使います。

私は豆粒サイズに小さくして使い

出来るだけ量を抑えていたんですが、

ある日、見本を示したインストラクターが

注意を引くためオヤツを大量に与えたため

ジャクチはその夜、家に戻ってから

メチャクチャ吐いてしまいました(涙)。



それ以来、インストラクターにお願いして

私たちだけクラスのみんなとはちょっと別枠で

勝手にやらせてもらってました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 


しかし、トレーニング会場に入れば当然

他のワンコたちが一斉に興奮中。 

とりあえずクラスの内容はこなしましたが

ジャクチは他のワンコが嫌いでした。 



ジャクチを車に乗せる時はいつも

後ろから軽く持ち上げて助手席に乗せますが、

クラスの後は興奮度が非常に高まり

噛み付くようになってしまいました。

 

困った挙句、ジャクチの気をそらすため

シートの上にオヤツを置いたりして

なんとか切り抜ける日が続きます。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 


今思えば当たり前なんですが、

そもそもアジリティはワンコを

興奮させてナンボ
の世界です。

興奮させるツボをわざわざ探して、

それを活力に走らせるの成功の決め手。



興奮するな、といっても土台無理なんです。



それでもなんだかんだ半年ほど続け

アジリティの才能は発揮していましたが、

ジャクチの攻撃性が収まるはずもなく

結局、止めることにしました。



攻撃性の高いワンコにアジリティは最悪。

そう、悟った私です。 




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噛むきっかけ:カウチ編

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久しぶりに噛み付くきっかけシリーズです。



うちのカウチは普段、旦那の昼寝専用。

いつもテレビを観ながら横になってます。

先代の甘えん坊チワワのお気に入りは

そのカウチの背もたれクッションの上だったので、

毎日旦那と仲良く昼寝してました。 



私も時には一緒に座ったり寝転んだりして、

愛犬との穏やかなひと時を満喫していました。

それはそれは優しい、ほんわかな思い出です。



ですので、ジャクチを飼い始めた頃も

カウチで一緒に過ごすのは当然だと思っていました。



当初はドギーステップも登れなかったジャクチ。

おしえた訳では無いのに、なぜかいつの間にか

ドギーステップをカウチの横に着けると

上がっても良いという合図だと認識。

いつでも上がれるように置いたままにしましたが

誰も居ないカウチには登りませんでした。



そんなジャクチも、私や旦那がカウチに座ると

必ずすかさず登ってきます。そしてすぐに

旦那と一緒に昼寝するのが日課となりました。



私は普段テレビを観ないので

カウチに座る必要はほとんど無いのですが、 

ジャクチとまったりしたいがために

時々わざわざ本を持ってきたり

あえてカウチで昼寝したりもしてました。



本当は私は昼寝なんかすると体調崩れるし

カウチで寝ると腰が痛んで辛いにも拘らず、

ベタベタされるのが好きでないジャクチと

自然にぺったり寄り添える唯一の場所だったので、

無理してでも寝てました



私の大好きな大切なひと時でした。



しかし、



そんな幸せなはずのカウチ・タイムは

そう長くは続きませんでした。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


1〜2ヶ月もすると、カウチでのジャクチの態度が

みるみる攻撃的になっていきました。

ちょうど何かと攻撃的になってきた時期ですが

カウチの上は顕著でした、、、。





ドギーステップはいつも置いたままだったので

私たちがカウチに座ると

必ずいそいそとやってくるジャクチ。

ベッタリ甘えてくっついてきます。

旦那がカウチに横になれば、

即座に一緒に寝転んでいました。

IMG_26150
旦那にぺったり寄り添って昼寝するジャクチ


攻撃的態度は気になっていましたが、

やっぱり私たちとベッタリしたいのかな?

そう思って、出来るだけ今までと同様に

カウチで過ごす時間を作っていました。

その方が、精神的にも安定するに違いない。

そう信じていたからです。



しかし、



まずは旦那への攻撃が激しくなりました。



ほんのちょっと腕を動かしても、または

足を微妙にズラしただけでも

いきなり酷い形相で
ガルルル〜〜〜ッ。




そしてジャクチの一線を超えれば

瞬間的に
ンギャギャギャギャッ!



文字通り飛びかかって来ます。

小さいながら、もの凄い迫力です。



即座に旦那が固まるので

実際にはそれほど噛まれませんでしたが、

ジャクチがその場を離れるまで

一寸たりとも動けません。



再度動けば容赦なく噛み付きます。

脅しなんかじゃありません。

刺し違える勢いです。



そんな時、大抵は私がジャクチを呼んで

カウチから離れさせ、事無きを得ますが、

ちょっと動いただけでなぜそんなに怒るのか、

まったくもって理解不能です。 


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そのうち、ジャクチがカウチの下にいても

カウチの旦那の足を乗り出して攻撃したり、 

ただ座っただけでも怒ったり、と

段々とエスカレートして行きました。



私に対しても攻撃的態度でしたが、私の場合

ジャクチが嫌がる動きを極力避けたので

なんとか回避できていました。



しかし、今度は



ジャクチと私が一緒にカウチに居る間に

旦那が近づいたり横を通っただけで

これまた凄い勢いでギャウギャウ言いながら

旦那に飛び掛かって攻撃するようになりました。



のんびり昼寝どころではありません。



こんな闘いにホトホト疲れた私は

段々とカウチにも近づかなくなりました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そんな状態でも旦那は、その後も随分と長い間

懲りずに一緒に昼寝していました。 

多分、1年半は頑張ったと思います。



もう詳細は覚えていませんが、ある日

ジャクチがまたしても酷く噛み付いた時、

ついに旦那の堪忍袋の緒が切れました。



以来、

ドギーステップは外されたままです。。。





今でも私が旦那と並んでカウチに座ると

ジャクチが攻撃的になるので

私はとなりのソファーを使っています。 



解決にはまったくつながりませんが、

私たちが出来ることはただひとつ、

嫌がる状況を作らない。

これしかありませんから。 



いつか、きっと

穏やかなカウチ・タイムが

過ごせるようになるまで、、、。




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甘噛み教育と本気噛み

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月齢2ヶ月ほどで

ジャクチがうちに来たばかりの頃、

甘噛み(攻撃抑制)が

まったく出来なかったため、

大変困っていました。



躾本には、子犬の時期から

厳しく躾けること

と書いてあることがありますが、

攻撃抑制を学ばずに育ってしまうと、

逆に危険であることを知り、

私自ら、甘噛みを教え込みました。



が、結構時間がかかりました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


まず基本は、もちろん遊びを通して。

強めに噛まれた時に

子犬のように「キャンっ!」などと

甲高い声を出す。 

そうすると、パッと離してくれる。。。



はずだったんですが、

なぜかうちのジャクチは、甲高い声を出すと

むしろ大喜び

噛むと音の出るオモチャと認識してしまいました



ガーデニングの手袋をして

庭で作業を始めると、

ゴソゴソ動きまわる手が楽しくて

手を攻撃してくるので、

「止めなさい!」と

ジャクチを手で押しやったら

なぜかここでも大はしゃぎ



飛び跳ねながら噛みついてくるので

仕方なく今度はもっと強めに

バ〜ンっと押して脅したつもりが、

さらに嬉々として大興奮。

収拾が付かなくなりました


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そうこうして気付いたのは、ジャクチは

ちょっとぐらい身体をつつかれても

屁とも思わない

ということでした。 



ジャクチを本気で止めるためには、

素早くぐいんっと(身体が完全に平行移動する程に)

強く横っ腹を押しやる。

これしかありませんでした。 

そのぐらいして始めて

やっと我に返る状態なんです。



かなり興奮してる時は、

それでもまだ踏ん張ってますから。

大した根性です。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そんな訳で、「キャンっ!」が駄目なら

ジャクチが一番嫌がること

をするしかない。それは、、、

私と遊べなくなること

でした。

強く噛んだら、遊びはおしまい。

で、ようやく学ぶようになりました。



もう一つ効いたのは、

足を噛まれた瞬間に、

「ンギャ〜ッ!」と奇声をあげながら

速攻でガガッと足を高く上げる。

熱い物に触れて瞬間的に手を引っ込めるというような

無条件反射を再現しました。

あえてその足が

事故的にジャクチにぶつかる勢いで。

そうすると、

噛むと(自分の身が)危ないと悟ったのか、

止めるようになりました。



それでも随分長い間

私の手への噛み付きは抑制できなかったのですが、

ほとぼりが冷めた頃(?)

「痛い〜、止めて〜!」と言い始めたら、

なぜか分ってもらえるようになりました。 
IMG_2518
まだうちに来たばかりの頃、
靴を噛まれても全然痛く無かったっけ(遠い目)
 

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そんな訳で、今では

遊んでいる時の噛み付きであれば

激しい遊びで大興奮している時でも

かなり抑制できます。



だからうちでは遊んでいる時が

一番安全です。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


それなのに、

攻撃抑制できるはずなのに、

怒ったときの本気噛み

ちっとも治りません。



噛む時は噛む

といった感じです。



ソックスだけの時は

あまり強く噛まないみたいですが、

いざという時のために

普段、家の中でも

必ず靴を履いてます。



アメリカに住んでて良かった




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負け犬の警戒吠え

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うちのジャクチはミックスで、

JRT(ジャックラッセルテリア)とチワワが入ってますが、

性格や行動はかなりのJRT寄り。

要求吠えは、子犬の頃ずっと無視していたので

ほとんどしませんが、

警戒吠えがとにかく凄まじいです。



また、走るのが半端無く速いです。

何か見付けるとまさに瞬間ダッシュで、

目にも留まらぬ速さでグルグル走り回ります。



JRTはそもそも、自ら獲物(ネズミやキツネ)を探し出し、

追いつめて、吠えまくって、

躊躇せず噛みついて仕留めるように改良された犬種ですから、

そう考えると、ジャクチの問題行動も

多少は仕方ないのかなと思ったりします



私に出来ることは

ストレスマネージメントしかありません。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


不幸にもうちは車道に面しているので、

大型トラックなどが騒がしく通りすぎる瞬間に

ギャンギャン狂ったように吠えながら

庭をフェンスに沿って全速力で追いかけます。



たまに猫なども入って来るんですが、

すでに去った後でも臭うので、

アチコチ行ったり来たりしながら匂いを嗅ぎ回り大騒ぎしてます。

リスを追いかけるのは日課になっています。
IMG_3208_2
庭で超警戒モードに入っているジャクチ


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


とにかく興奮しまくりますので、

コレがはじまったらなかなか止まりません

叱ったり大声を出すとかえって酷くなるのでしませんが、

かといって、放っておけば

更にエスカレートしてしまいますので、

早めに対処しなければなりません。



吠えはじめたら落ち着いた声で

「どうした〜?」「なんか聞こえた?」などと聞き、

吠えている場所に行って、私が回りを確かめてから

「大丈夫だよ」とか「何もいないよ〜」と言いながら

軽くポンポンと背中を叩いたりします。 



それほど興奮していない時であれば、

コレだけでも安心してくれるようで、

ある程度は収まります。 



それでも、到底収まりそうにければ

タイミングをみながら何度か呼んで、

なんとか家の中に入ってもらいます。

一旦その場から離れれば、

落ち着いてくることが多いからです。



本当は、呼び戻しもトレーニングの一環なので

ストレスの原因にもなってしまいますが、

そうでもしなければ

壊れたかと思うほど、

ただひたすら興奮していつまでも吠え続けますので

仕方が無いです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 


警戒吠えがヒドいのは

恐がりで弱い犬だからだ

と聞いたことがあります。

Dog Actuallyの 『ジャックラッセルテリア飼育奮闘記 (14) - 警戒吠え対策』でもその事に触れていますが、

そうだとすれば、ジャクチの場合、

妙に納得がいきます。



少しでも落ち着いた犬になってもらえるよう、

早く信頼される飼い主にならなければ。。。 




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動物病院で先生を待っていたとき、新人の若い女性アシスタントとちょっとお話しました。

「うちのは攻撃的な噛み犬なんですよー」などと軽く愚痴っていたら、

トレーニングの話しに発展。

聞くと、そのアシスタントの旦那さんが近いうちに犬のトレーニング・スクールを始めるらしく、

「どんな犬の問題もトレーニングですべて解決できるわよ」と自信満々です。

私の場合は、今はジャクチが興奮しにくい落ち着いた犬になることが第一目標なので、むしろトレーニングは減らしてるんですよ〜、、、と話しをしたら、明らかに不服そうでした

簡単に説明はしたんですが、ジャクチに問題があるのは、私のやり方が間違っていると言わんばかりです。

仕方ないですけどね。



誰だって問題を解決するために犬をトレーニングする訳で、

トレーニング自体が問題の原因になりえるなんて、普通考えないですから。 

でも、トレーニングはどうしても犬を興奮させてしまうんです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


私自身、最近までとても積極的にトレーニングしてました。

オヤツを使った陽性強化法は食い意地のはってるジャクチにはピッタリで、

私もプロではないですが、そこそこイケてると思います。

実際、ある程度の問題解決にはなりますし、

トレーニングだけでパーフェクト・ドッグになる犬もいます。

このブログにもよく書いている通り、今でもやってます。でも、

根本的な解決にはなっていません。



結局は、PONOPONOで推奨しているように、

出来る限り興奮しない落ち着いた環境を常に作ってあげることで、

犬が安心し穏やかになり、それによって自信も付いて、

何事にも過敏に怖がらなくなるよう手助けをしてあげる。。。



それが究極の解決法なんじゃないかと思っています。




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