のんびり散歩は嫌われる(後編)
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歩く場所はジャクチが決めるので
時には裏道を通ります。
こっちはご近所さんの裏庭側で、しかも
ほとんどの家が犬を飼ってますから
フェンス越しにギャンすか吠えられます。
それでも、それこそ極々たまにですが
裏道1本全てクリアで
全く吠えられないこともあり、
そんな日は
ラッキー・デー
と呼んで勝手に祝っています(笑)。
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
ご近所さんの犬が一斉に吠え始めると、
それこそ大騒音の裏道ですが、
ジャクチはめげずにお宝探し。
気になる香りに誘われるまま
いつまでも納得するまで留まります。
表通りと違って道の横はほとんどがフェンス。
人様の敷地に踏み込む確立が低いため
私も少しは気が楽です。
しかし、私たちがよく通る裏道は
各家庭がゴミ箱を出す側です。
*表通りがゴミ箱出し側になっている通りもあります。
そして手荒なゴミ収集車のせいもあり
ゴミがアチコチに散らばっています。
つまり、
お宝探しにもってこい
裏道のフェンス横に座り込むジャクチ
ジャクチがお宝を見付けてしまうと
そのゴミ箱周りは即座に
要チェックポイント
として認定され、次からは
通る度に必ず監査が入ります。
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
数ヶ月前、たまたま見付けたのは
ベーコン2本。
速攻で要チェックポイント認定です。
目を
認定印5個ぐらい押してました(笑)。
そしてその翌日も、翌々日も
忘れずに出向く几帳面なジャクチ。
そんなある日も、念入りな監査を入れていました。
そこの家のワンコら(多分小型犬が2匹)も
フェンス裏側でギャン吠えでしたが、
ジャクチは完全無視でお仕事に没頭。
しかし、
しばらくすると、
ギィィ〜〜〜。
突然、フェンスの扉がゆっくり開く音。
私が慌ててそっちに目をやると
何も見えない、、、と思ったら
そこに停めてあった車のすぐ裏手から
おばあちゃん、ノソノソ出て来ました。
私たちを見付けたおばあちゃん、
メッチャ睨んでいます。
そして無言でゆっくり更に近づき、
睨んだまま立ち止まってジャクチをチラ見。
監査に夢中なジャクチは
吠えもせずひたすらゴミ箱回りをクンクン。
ヤバい!と察した私は、とりあえず
リーシュは緩めたままにこやかに挨拶。
はろー!
ちょっと間を置いてからおばあちゃん
やっと何かボソボソ言い始めたんですが、
なんせすぐ裏でワンコたちギャン吠えなので
これまた全然聞こえません。
聞き返すと、おばあちゃん
(あんたの犬がそこにいるから)
うちの犬が吠えてるのっ!
などと、酷くお怒りだと確認できたので
とりあえずお詫びして能天気に説明しました。
あー、ホントにすみませーん。
この前ここになぜかベーコンが落ちてたんで
うちの犬、なかなか動かないんですよぉ。。。
ジャクチを強制移動したくない私は
すっとぼけで駆け引きです。
睨みに動じない私にイラついたおばあちゃん、
騒音の中またゴチャゴチャ言いはじめ、
口調も強くなってきました。
とにかく、うちのが吠え止まないから
早くどいてくれないと困るの! 云々かんぬん。
そこで一応、ジャクチに声をかけたり
背中をポンポンしてみましたが、
予想通り完全無視。
いつまでもタラタラやってる私を見て
終いにはおばあちゃん、キレ気味に
さっさと連れてって!!!
、、、。
あー
めんどくせー。
でも、ここまでくると
さすがに動かない訳にはいきません(大汗)。
仕方が無いので、リーシュをゆっくり
グイーンと引いて強制退去。
不満そうなジャクチにはしっかり謝り、
おやつで許してもらいました。
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
それにしても、
自分ちの犬が吠え止まないからって
外を散歩している私たちに怒るって
どうよ?
まぁ恐らく、自分のゴミ箱のまわりを
知らない犬にいつまでもスンスンやられて
それも気に入らなかったんだろうけど、
実はそのゴミ箱の裏、大きくひび割れてたんで
かなり臭ったんだと思います。
そんなのさっさと市に連絡して新しいのに変えて、
ゴミ箱まわりもいつも掃除してくれてたら
こんなことにはならないのに!
、、、ってのは、
私の自分勝手な言い分ですが、
こっちだって、なにも好き好んで
ゴミ箱の前にいたかねーっ!
と、声を大にして言いたい。
のんびり散歩は嫌われる
というお話でした。
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