アイコンタクトは教えない
- カテゴリ:
- 躾け/環境/トレーニング
犬に飼い主を常に意識させるためには
アイコンタクトが必須。
出来なければ教えなければならない。
そう習いました。
そこで、陽性トレーニングに励んでいた当時、
オヤツを使ったり褒めたりしながら
私も何度かアイコンタクトを試みました。
まず、「見て!」といって私の目を見た時に
すぐに褒める方法をやってみました。
ある程度はできるようになりましたが、
かといって反応はビミョー。
次に、手に持っているオヤツを見せ
それをを段々と私の目の前に移動させ、
オヤツへの視線の延長線上で合わせる方法。
ほら、これでアイコンタクト成功!、、、って
アホか?
たとえオヤツが私の顔の前にあっても
ジャクチが凝視しているのはオ・ヤ・ツ。
私のことなんて全っ然、見てません。
こんなんで犬とコミュニケーションが取れるとか
もっと飼い主に注意を払うようになるとか、、、
どうしても納得できませんでした。
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
そもそもジャクチは以前から、普段
私の顔なんかほとんど見てません。
常に見ているのは私の手や足、体の動き。
視線はいつでも下の方です。
ジャクチが顔を見上げる時と言えば
彼が何かを訴えたい時だけ。。。
なんとも一方通行です。
でも、こんなだからやっぱり
上手くコミュニケーションできないのかな。
そう思ってはじめた訓練でしたが、
目を見つめられると怪訝そうなジャクチ。
っていうか、そもそも犬同士では
直視するのは威嚇じゃなかったっけ?
無理に視線を合わせることに価値を感じられず
結局早々に止めてしまったんですが、
なんとなく悶々としているある日、
ムツゴロウ動物王国の石川さんのブログで
こんな記事に出会いました。
石川さんによると、小型愛玩犬など中には
飼い主の目をみつめるタイプの犬もいる。
でも犬は人間の声、動き、指先の変化だけで
ちゃんと状況判断できるんだというお話。
あぁ、やっぱり(安堵)
ジャクチをみる限り、そうとしか思えなかったため
妙に感動してしてしまいました。
心にストーンと落ちた気がしました。
ということで、
うちではアイコンタクトは教えていません。
訓練はまったく無意味と考えています。
オヤツくれーって時はアイコンタクト。
゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
さて、フードボウル厄落とし事件から約1年。
特にここ半年ほどは、以前のジャクチに比べ
格段に落ち着いてきていまして、
噛まれたり攻撃される頻度は激減。
実は最近では、アイコンタクトすらも
少しですが増えてきました。
もちろん基本的には私の声や身体の動きを見て
状況判断していることに変わりないですが、
以前よりも私の心に近づくようになった。。。
そんな感じがしています。
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