自由散歩と拾い食い

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食べ物に酷い執着があり、それを狙う者は

(いや、こっちが全然狙ってなくても

先制攻撃で容赦なく噛み付くことで

今まで散々悩まされてきました。



それを少しでも改善するために

私ができることはただひとつ!と

散歩はジャクチの気の向くまま

拾い食いも好き放題!
にさせています。



コレを徹底させてから

かれこれ1年ぐらいになるでしょうか。。。



もちろん、ヤバそうなモノを見つけたら

出来るだけ早々に回避を試みるんですが、

そもそもジャクチにとっては基本、
散歩=狩り。



彼の鋭い嗅覚を簡単に騙せる訳がなく、

絶対ソレを取りに行く!決めたら

なにがなんでも譲りません。 


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


普段の散歩で危険を避ける時や

ギャン吠えで突進したりするような

回避せざるを得ないような状況以外では、

強制移動は一切していません。



つまり、ジャクチが行きたいところには

極力自由に行かせてあげています。

しかし、そうなると当然

気になる匂いに誘われるがまま〜

食べ物死骸にも寄って行くわけです



それが人様の家の敷地内にある場合は

それ以上は入れないと知っているので

割と諦めも早いのですが、

公園内や道のどこかで見つけた場合は

たとえ事前にリーシュを固定しても

その方角に体を向けて座り込みます。



絶対こっち行くっ!という意思表示です。 



実際何十分でも座り込みますので、

こっちも最近は交渉も早々に諦め、

好きなようにさせています。



でも幸い、その効果があって

今では食べ物を見つけても

単に側に立っている私をいきなり攻撃!

というのは、全く無くなりました。



また、食べ物以外を飲み込むことも無く、

たとえ食べ物でも価値が無さそうなものは

スルーもできるようになりました。



素晴らしい成長ぶりです(嬉)。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


彼の好きなように歩かせているため

まっすぐ歩道を歩くことは少なく、

何度も道の反対側に渡ったり

または堂々といつまでも道路の真ん中を

フラフラ歩きまわるジャクチ(汗)。



最近はコマンドは使いませんが、

ひとつだけやっていることがあります。

それは
クルマ来た〜っ!の一言。

この時ばかりは何が何でも速攻で

強制移動しないわけにはいきません。



この掛け声と私の素早い動きだけで

一緒に道端に寄ってくれることもありますが、

今のところ、少しリーシュを引くとやっと

アタフタ着いてくる感じです。ただし、

何かに執着していると全然動かないので

強めに(ただしゆっくり目に)引きます。



以前ならここで大暴れでしたが、今では

一旦離れてもまた戻れると知っているので

随分と聞き分けがいいです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


お目当てのモノが大通りの中にある場合は、

なかなか車が切れないので、隙を狙って

それこそ何度も何度も、中央分離帯を介して

行ったり来たりを繰り返すはめになります。

IMG_1066
 大通りの真ん中にある死骸を狙うジャクチ。
至近距離で車が走っていても平然と座って待ちます。 



私たちの行動を見ている人がいたら

間違いなく不審がられると思います。

それでも、ジャクチの気が済むまで

毎回しつこくコレをやっているお陰で、

最近は随分信用されるようになりました。



車にペチャンコにされたリスの死骸も

いつまでもガジガジかじっている割には

実際それほどの量は食べていない様なので、

とにかく、ジャクチが諦めるまで

ただただひたすら、横で待っている私です。。。



ちなみに道路で見つけたものは

出来るだけその場で食べず、

安全な道端まで持ってくるという

ルールは守ってもらってます。

時には家の前庭までお持ち帰りもします。



いずれにしても、ジャクチくん

臭いのキっツ〜イ死骸だけは

できれば止めてもらいたいんですが?


ぷ〜ん、、、

おまけ写真(グロいので拡大注意!)
IMG_1228
メッチャ臭いリスの死骸をいつまでもカジるジャクチ。
臭くてマジで倒れそうでした(涙)。



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アジリティを止めた理由

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ジャクチを月齢2ヶ月で迎えてすぐ、

とんでもなくハイパーで攻撃的になり

ホトホト困って悩んでいた一年目。



溜まっているストレスを解消するためには

アクティビティを増やすしかない!と

裏庭で激しい追跡ゲームをしてみたり、

日替わりでアチコチの公園に連れて行っては

走れるチャンスを与えていました。



素早く追いかけるのが大好きなジャクチは

どれも嬉々としてやっていました。

(そう、信じていました)



しかし、 たっぷり遊んで一時的に疲れても

ちょっと休めばまたすぐに元通り。むしろ

ますます激しさを求めるという悪循環



そうか、体力だけ消耗させても駄目なんだ。

脳も刺激しなければ!



そんなことを考えていた頃、偶然YouTubeで見掛けた

ジャクチにそっくりのスーパー・ワンコ。

ここで私は、生まれて初めて

ドッグ・アジリティの存在を知ります。



ビデオのチップ君も元々シェルター出身で、

出会う犬に端から攻撃を仕掛けていたのを

トレーニングで克服した、と読み

俄然、興味が沸いて来ました。



私はもともとスポーツには
一切興味無し

というか、正直、大嫌いなんですが、

ジャクチのためになるなら、と

早速アジリティ・スクールに入会。

週一のクラス以外も自主練で通いました。

agility
アジリティを初めて2週間もすると
すでにいい線いってたジャクチ

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


オヤツ使用のポジティブトレーニングですが

スクール指定の冷凍オヤツは、なぜか

麻薬でも入ってるんじゃないか?というほど

効果抜群



食い意地が張り何事も興味津々のジャクチは

新しい障害物も次々にクリア。

アッと言う間に期待の新人(犬)に!



ちょっと気を良くした私は、親バカよろしく

いずれは公式競技にも出られたりして?!
 
などとジャクチの才能にほくそ笑みつつ、

スポーツなんか颯爽とやっちゃってる自分にも

意外な新鮮味を味わっていました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


しばらくするとスクールの入会者が急に増え

クラスがやたら興奮モードになってきました。

他のワンコとは3メートル以上接近禁止でしたが

ジャクチが異常に反応するようになり

落ち着いてトレーニングができません。



おまけにワンコを指示通りに動かすために

ビギナーは大量のオヤツを使います。

私は豆粒サイズに小さくして使い

出来るだけ量を抑えていたんですが、

ある日、見本を示したインストラクターが

注意を引くためオヤツを大量に与えたため

ジャクチはその夜、家に戻ってから

メチャクチャ吐いてしまいました(涙)。



それ以来、インストラクターにお願いして

私たちだけクラスのみんなとはちょっと別枠で

勝手にやらせてもらってました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 


しかし、トレーニング会場に入れば当然

他のワンコたちが一斉に興奮中。 

とりあえずクラスの内容はこなしましたが

ジャクチは他のワンコが嫌いでした。 



ジャクチを車に乗せる時はいつも

後ろから軽く持ち上げて助手席に乗せますが、

クラスの後は興奮度が非常に高まり

噛み付くようになってしまいました。

 

困った挙句、ジャクチの気をそらすため

シートの上にオヤツを置いたりして

なんとか切り抜ける日が続きます。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 


今思えば当たり前なんですが、

そもそもアジリティはワンコを

興奮させてナンボ
の世界です。

興奮させるツボをわざわざ探して、

それを活力に走らせるの成功の決め手。



興奮するな、といっても土台無理なんです。



それでもなんだかんだ半年ほど続け

アジリティの才能は発揮していましたが、

ジャクチの攻撃性が収まるはずもなく

結局、止めることにしました。



攻撃性の高いワンコにアジリティは最悪。

そう、悟った私です。 




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のんびり散歩は嫌われる(続編)

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少し前にのんびり散歩は嫌われるという

記事を書きましたが、 その続編です。

うちの敷地に絶対犬を入れるな!と

激怒していた黒人のおばちゃんの話しです。



その後も近くを通ると度々出て来て

無言で近寄るなオーラを出すおばちゃん。

大変気分が悪いしメンドクサイので

そこの歩道は一切通っていませんでした。
 

 
ある日、例の仲良しバディ君に会った際に、

そこの歩道に入ると怒られるんだ、と

そのおばちゃんの話しをしたんですが、

おばちゃんには会ったこと無い様で

歩道は公道だ。知るもんか!と強気。



バディ君たちと歩道を歩いていても

おばちゃんちに近づくと、私たちだけ

一旦道路に迂回する日が続いていました。

が、数日前、のっそりおばちゃん出て来て

ついにバディ君の飼い主に話しかけました。



ちょうど私たちとは別れた直後だったので

離れたところからチラ見してたのですが、

何やら長々と話しをしています。



いったいどんな話しだったのか

次に会ったら聞こうと楽しみにしながら

その日は家に戻りました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そしてやっと昨日の夕方散歩で

バディ君たちに会うことができたので

早速おばちゃんとの話しを尋ねてみると

思った通り、散々文句言ってた、、、云々。

で、もっと掘り下げて聞こうとしたら、


 
あぁ、そうそう

君がウンコを置いていくって文句言ってたよ。 



はぁ〜っ??? 



ちょっとマテ。

そもそも私はウンコはいつも拾ってます。 

放置ウンコに腹を立ててるのも私。

それなのに、なぜこの私のせいになってる?

大体、以前おばちゃんが文句言ってきた時にも

私は毎回拾ってるって説明したはず。



私が拾わないって、一体どーゆーコト?



っつーか、



なんでそんなデタラメを見ず知らずの人に言う? 

失礼極まりないぢゃないですか。

こっちも怒り心頭


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


バディ君の飼い主は私とは知り合いなので

一応、その時おばちゃんには

あ、そうなの?ボクはそれは見たことないけど。

と言ってくれたらしいけど、こちとら

煮えくり返ったハラワタが収まりません。



バディ君たちと一緒に歩くのはいつも

ほんの短時間なので、結局昨日は私が

何ソレ、ありえなーいっ!っていう

愚痴を言うだけで終わってしまいました。



いやはや、そんな理不尽なこと言われたら

通常だったら即抗議に行くとこですが

このおばちゃんどう考えても
危ない人。。。



何を言っても信じてもらえそうにないし、

かと言って何も言わずに歩道を避けていれば

私がウンコ拾わないと認めてるみたいだし。



う〜ん、悩む。

悩む、悩む、悩む。。。



アホは放って置くのに限る。

バディ君の飼い主もそう言ってました。

でも、

ほんの数軒先に住んでるおばちゃんですよ。

近所の人に噂バラまかれたらこっちが大迷惑。

そうでなくても、普段からのんびり散歩で

ご近所さんには良く思われてないのに、、、(涙)。 



あ”〜、マジで

胸くそ悪い〜〜〜!!! 

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IMG_1386
落ちていた缶のドッグフード(ほぼカラ)を懸命に舐めるジャクチ。
その横で私は缶の切り口で傷つかないかヒヤヒヤ。


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フード・ボウル厄落とし事件(3)最終回

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(無理矢理最終回にします:笑)


今までも散々色々ありましたが、

今回の精神的ダメージは大きすぎました。

最近少し状況が改善してきていただけに

いきなり、ポーンと

崖から突き落とされた

そんな感じでした。



ジャクチのフード・ボウルへのトラウマが

完全復帰してしまったことへのショック。

そして、この食べ物がらみの

ジャクチの攻撃に対する私の恐怖心は

もう抑えることすら出来ない状態です。



完全に自信を失いました。



日本行きは数日後に迫っています。

その前に何とかしなければ。

でも

ほんの数日間で信頼関係を取り戻すなんて

どうやっても無理です。



餌やりは毎日、一日2回。

確実にやってきます。 

餌やりの事をちょっと想像しただけでも

みるみる心拍数が上がって息苦しくなり、

文字通り身体が震え上がりました。



焦りと不安に押しつぶされていました。



このままジャクチを預けて大丈夫だろうか。

むしろ離れた方がお互いのためかもしれない。

それとも、いっその事このまま

里子に出した方が良いのかも、、、。



私の思考回路は、腐っていました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


そして、夕方の餌やりの時間

やはり震えが止まりません。

今日は無理だ。

でも、じゃぁ、どうしよう。。。



散々悩み抜いた挙げ句、

なんとかジャクチを庭に出して、その間に

コッソリ餌出ししました。 



とりあえず難は逃れました。



しかしこんなの所詮一時しのぎです。

何の解決にもなってません

そしてついに、餌出しが出来ないまま

私は日本へ発ちました。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


ジャクチと離れていた2週間ちょっと、

私は随分リフレッシュできたと思います。

帰国してからホテルに迎えに行くと

ジャクチは大喜びでした。 



ジャクチの笑顔を見ながら

今度こそトラウマ克服に向けて頑張ろう!

そう心に誓いました。



ところがです。



餌の時間が近づくと、やっぱり駄目でした。

あの恐怖と緊張

一気に蘇り身体中を駆け巡ります。



そして、また一時しのぎと知りながらも

次のプランを思いつき、決行しました。


(1)旦那の協力を得てジャクチを庭に出し、その間に私はキッチンでフードの準備。

私が中に入ったと知ったジャクチはパティオのドア付近で私を待っていましたが(※ドアはガラス戸なので中の様子が見える&プレイスマットはドアのすぐ側)、フード・ボウルを持ってきた私に気付いたジャクチは興奮しながらドアを引っ掻いています。

(2)私はプレイスマットの前でスタンバイして、旦那にパティオのドアを開けるよう指示。

(3)ちょうどフード・ボウルを床に置いた瞬間に、ジャクチがそこに到着。


という具合です。



そうすることで、

攻撃態勢で待つジャクチの目の前に

フード・ボウルを置かずに済むからです。



タイミングはバッチリ。すべて計画通りです。 

しかし、こんな手の込んだ事

餌やりの度にやってられません。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


あの事件が起こる前、幸いジャクチは

フード・ボウルに食べ残しがあっても

放置出来るようになっていました。



それを信じて、

私はついに決心しました。

今後一切、餌やり放棄

つまり、ジャクチに気付かれないように

コッソリ餌を出すことにしたんです。



初めは一日分だけ出していましたが、

食べ過ぎない事を確認しながら

段々多めに出すようになり、今では

たっぷり盛ったまま常に出しっ放しです。

IMG_1240_2
オヤツや拾い食いで色々食べているので、
一日に食べるフード量は意外と少ない。


実は、これをしばらく続けていたら

ジャクチに変化が現れました。

少しずつですが

俄然、落ち着いて来たんです。

手応え。

そんなものを今、実感しています。 



餌出しの緊張がキレイさっぱり消え去り、

フードの心配も無くなったため

ストレスが激減した

ということでしょうか。



逆に言えば今までずっと一日2回、

来る日も来る日も、私が

ジャクチの嫌なことをしていた訳です。



それを思うと、まったくもって

やりきれません。

でも、

今回それがハッキリして良かった。。。

 

フードをコッソリ用意している間、

ジャクチがそこに居ないと知っていても

未だに毎回、私の緊張と恐怖は蘇ります。

ジャクチの心もきっとそれと同じぐらい

深く傷ついていると思います。



いつか、ほとぼりが冷めるまで、

今日もコッソリ餌出しに励みます。





フード・ボウルの厄が落ちた。

というお話でした。
 

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フード・ボウル厄落とし事件(2)

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(つづきです)

普段、私は自分の部屋(オフィス)で

ほぼ一日中コンピュータに向かっています。

たまに食べ物も持ち込みますが、当然

ジャクチのくれくれ攻撃が激しいため

その間はデスク横のクレートで待機させ、

途中でチビチビとおすそわけします。

IMG_1170
クレートの柵の隙間から入れてあげます。
ちなみにドアはいつも開けっ放し。 


さて、問題の事件が起こったその夜、

私はオフィスでスパゲティを食べていました。

スパゲティはタラ〜ンと細長いので、

柵の隙間から指を奥まで突っ込みます。



数回目にジャクチが長いのを取った時、

私はちょうどPC画面に集中していました。

まだ指先にちょろっと残っていた感じだったので

すぐに指を引かずに柵の内側に入れたまま。

それもキレイに舐め取ると思ったのです。



しかし数秒後、フとその指に目を向けると

そこにあるのはほんの小さな3ミリ程度のカス。

アリャリャ、なーんだこんなんじゃ意味無いか。

と、

指を引いたと同時に

ジャクチの歯が突然力強く

ズズッ!!!

私の指先を滑りました。



えっ? と思った時には後の祭り。

ジャクチはクレートの中で
大暴れ&大激怒

柵を突き破るほどの勢いで体当たりしながら

ギャウギャウ激しく怒っています。



一瞬にして状況がのみ込めました。



私が指先を引いたその時、ジャクチはすでに

そのカスを食べる気満々だったのです。 

つまり、ジャクチにとっては

狙って食べようとした瞬間、盗られた

そういうことです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


それはそれはもう、

激怒なんて生易しいもんではありません。

すぐにクレートから飛び出して来て

私の周りをグルグル回って脅しに入ります。



今、ここで何かしたら絶対に噛まれる!

私は出来るだけ平静を装い、

ジャクチにクレートに戻るように指示。 

とりあえず中には戻ったものの

怒りと興奮は全く収まらないジャクチ



この状態で柵の中に指を突っ込むのは危険。

内側から指に噛み付かれたら困る。。。

そんな悪い予感に押しつぶされた私は

デスクから細長いスナックを取り出しました。



スパゲティの代わりに柵の隙間から入れると

その瞬間、
ンギャギャーッ!!!

雄叫びを上げてそのスナックを引ったくり

まるでスナックを攻撃するかの様に

グワングアンと唸りながら噛んでいます。



とにかく怒り狂っています。

目は完全にイッちゃってます。



私はショックで目眩がしていましたが、

ジャクチが落ち着いてくれるまで続けようと

繰り返しいくつも与えてみました。しかし

何度やっても全く同じ反応

これ以上やっても怒らせる回数を増やすだけ。

で、結局諦めました。



最悪です。



またしても信用を失ってしまった

もうオフィスでは二度と食べられないな。

そう落胆していましたが、翌朝になり

その失敗の大きさ

あらためて気付かされたのです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

そう、餌やりです。

あの呪われのフード・ボウルです。

折角今までずっと毎日地味に努力してきて、

やっとここ数ヶ月は少し収まっていたのに、、、。



その朝、私が餌やり用意をはじめると

ジャクチの興奮/緊張度は最高潮に。

ヤバい。

とは思いましたが、餌やりを止める訳にも行かず、

ボウルを持ってキッチンから所定の位置へ。



ボウルを置くプレイスマットにたどり着く直前で

カウチの角を曲がるのですが、なぜか

ジャクチはちょうどその辺りで待っていました。
※普段はプレイスマットの前で待っている。

一瞬どうするか悩みましたが、

いつも通りプレイスマットの上に置こうと

その角を曲がる方向にクッと足が向いた

その瞬間
ンギャギャーッ

滅茶苦茶噛み付いてきました。

今だかつて無いほど酷い攻撃です。



またもや失敗です(号泣)。



ジャクチにとっては、

フード・ボウルを持った私が角を曲がる

これが、

フードを持ったままジャクチを通り過ぎた

ということになり、

つまり
フードを盗られた

と解釈してしまったようです。



フード・ボウルを持ったまま私は片足立ち

とにかく全力で足に噛み付いてますので、

私はまったく身動きが取れません

牙はスニーカーの布地を突き抜け、

中から少し血がにじみ出ています。

そしていつまでも離してくれません。



頭の中はぐしゃぐしゃの大パニック。

メッチャ痛いです。怖いです。

でも、なにより

精神的ダメージの方が断然大きかった。

なんせ、ジャクチのフード・ボウルへの執着が

今回更にパワーアップして
トラウマ復活

してしまったのですから、、、。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


いい加減長く噛み付かれていましたが、

さすがに一旦離しました。しかし、

ジャクチは一触即発の臨戦態勢。ここで私が

下手に動いたら再攻撃間違い無し。



どうしよう、


どうしよう、


どうしよう、、、。



とにかく今、何か、何かしなくちゃ。 

狂ったジャクチを止めるために

私がこの場で出来る事はなんだろう。

ありとあらゆる考えが頭の中を駆け巡ります。



そしてついに私は、決意しました。

南無三と唱えて
スコーンッ!

ジャクチに蹴りを入れたのです。


゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆


私は昔から、どんなに腹が立っても悔しくても

感情に任せて物を壊したり誰かを殴ったり、

そういうことが一切できない性格です。 



暴力や体罰は大嫌い。

最低だと思っています


でも、

今回はあえてやりました。

それだけ追い込まれてました。



実際はちょっと軽く蹴った程度でしたが、

ジャクチを驚かすには十分でした。 



度肝を抜かれ、3メートルほど離れた所で

身体中をこわばらせて立っているジャクチ。

私自身、立っているのがやっとだったので

緊迫状態の中、私もジャクチも

しばらくは動けませんでした。



少しだけ気持ちが落ち着いたところで、

私はガクガク震える身体を抑えつつ

ジャクチと反対側の壁に向かって数歩踏み出し

フード・ボウルを床に置いて

すぐにその場を立ち去りました。 。。



今までの度重なるジャクチの攻撃で

私自身がすっかりトラウマです。でも、

私が怖がるとジャクチに信用してもらえないので

毎日必死に恐怖心を押し殺して暮らしています。



しかし、こと餌やりに関しては

私はもうこれが限界でした。


(つづく)




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